「※」の読み方は?米印の意味・使い方・入力方法とアスタリスクとの違い
「※」の一般的な読み方は、「こめじるし(米印)」です。文章では、注意事項や補足、条件、例外などを示すために使われます。
見た目が似ているアスタリスクの「*」や「*」とは、役割が重なる場合はあるものの、コンピューター上では別の文字です。
まず、基本的な違いを整理すると次のようになります。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 「※」の読み方 | こめじるし |
| 一般的な呼び名 | 米印 |
| 主な意味 | 注記、補足、注意、例外 |
| Unicode上の名称 | REFERENCE MARK |
| アスタリスクと同じか | 別の文字 |
| スマホやPCでの入力 | 「こめ」「こめじるし」を変換 |
| コピー用 | ※ |
「※」は米印、「*」は半角アスタリスク、「*」は全角アスタリスクです。文章を書くときだけでなく、文書内検索やデータ処理をするときにも、この違いが重要になります。
1. 「※」は「こめじるし」と読む
「※」は、一般にこめじるしと読みます。
文字の形が漢字の「米」に似ているため、日本語では「米印」と呼ばれています。
米 漢字
※ 注記などに使う記号
ただし、文章を声に出して読む場合、必ず「こめじるし」と読むわけではありません。
たとえば、次の注意書きがあったとします。
※雨天の場合は中止します。
これを音読するときは、「こめじるし、うてんのばあいはちゅうしします」と読むこともできますが、自然な文章としては「注意。雨天の場合は中止します」などと読むこともあります。
つまり、次のように分けて考えると分かりやすくなります。
- 記号そのものの読み方:こめじるし
- 文章内での役割:注意、注、補足、ただし書き
- 音読するときの読み方:文脈に合わせて省略または言い換えることがある
「こめじるし」は記号の名前であり、「注意」や「補足」は記号が文章内で果たしている役割です。
2. 米印の意味と基本的な使い方
米印は、本文だけでは伝えきれない情報を補うために使われます。代表的な用途は次の4つです。
| 用途 | 使用例 | 伝えている内容 |
|---|---|---|
| 注意 | ※足元にご注意ください | 危険や注意点 |
| 補足 | ※価格は税込です | 本文を補う情報 |
| 条件 | ※18歳以上の方が対象です | 利用・参加条件 |
| 例外 | ※一部地域を除きます | 適用されない範囲 |
たとえば、イベントの案内では次のように使えます。
開催時間:午前10時から午後4時まで
※混雑状況により、入場を制限する場合があります。
料金の説明では、表示された金額に含まれるものや含まれないものを補足できます。
参加費:3,000円
※教材費を含みます。交通費と昼食代は含みません。
申込期限に例外がある場合にも使われます。
申込期限:9月30日
※定員に達した場合は、期限前に受付を終了します。
米印を使うときは、記号の後ろだけを読んでも内容が理解できるように書くことが大切です。
「※変更の場合があります」だけでは、何が変更されるのか分かりません。
次のように、対象を具体的にすると伝わりやすくなります。
※天候や交通状況により、開始時刻を変更する場合があります。
3. 「※」の正式名称は何?
「※」の名前を調べると、「米印」「こめじるし」「リファレンスマーク」など、複数の表現が見つかることがあります。
これは、名前が使われる場面によって異なるためです。
| 場面 | 名称 |
|---|---|
| 日本語での一般的な呼び名 | 米印、こめじるし |
| Unicode上の名称 | REFERENCE MARK |
| 文章内での役割 | 注記記号、参照記号、注意記号 |
世界共通の文字コード規格であるUnicodeでは、「※」にU+203Bという符号位置が割り当てられ、名称はREFERENCE MARKとされています。
Unicode上の情報は、UnicodeのGeneral Punctuation一覧で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 記号 | ※ |
| Unicode | U+203B |
| Unicode名 | REFERENCE MARK |
| 一般的な日本語名 | 米印 |
| 読み方 | こめじるし |
そのため、「正式名称は米印です」とだけ言うと、日常的な呼び名としては通じても、文字コード規格上の名称とは異なります。
反対に、「正式名称はREFERENCE MARKです」とだけ説明すると、日本語で一般的に使われる「米印」という呼び名が抜けてしまいます。
最も正確なのは、次の説明です。
日本語では一般に「米印」と呼ばれ、Unicode上の名称は「REFERENCE MARK」です。
「正式名称」という言葉は、一般名称を指すのか、規格上の名称を指すのかによって答えが変わるため、区別して考える必要があります。
4. なぜ米印と呼ばれるのか
「※」が米印と呼ばれるのは、記号の形が漢字の「米」に似ているためです。
どちらも、中心から縦・横・斜め方向へ線が伸びています。
米:中心で複数の線が交わる漢字
※:縦・横・斜めの線が交わる記号
使用するフォントによって、「※」の線の長さや太さ、交差する角度は少し変わります。それでも、多くの書体で「米」に似た放射状の形が保たれています。
ただし、「誰が最初に米印と呼んだのか」「いつ名称が定着したのか」といった歴史的な経緯は、一般的な辞書説明だけでは明確に特定できません。
そのため、由来については「形が漢字の米に似ていることから、米印と呼ばれる」という説明にとどめるのが適切です。
5. 米印とアスタリスクの違い
「※」とアスタリスクの「*」は、どちらも注釈を示すために使われることがあります。
しかし、同じ文字ではありません。
さらに、日本語入力では全角の「*」も使われます。
| 記号 | 名称 | Unicode | 主な使用場面 |
|---|---|---|---|
| ※ | 米印 | U+203B | 日本語文書の注意・補足 |
| * | 半角アスタリスク | U+002A | 英文、脚注、数式、プログラム |
| * | 全角アスタリスク | U+FF0A | 日本語の全角文書、装飾、代用 |
形を並べると、違いが分かりやすくなります。
米印 ※
半角アスタリスク *
全角アスタリスク *
「※」は縦・横・斜めの線が組み合わさっています。一方、アスタリスクは星のように複数の線が中心から伸びた形です。
フォントによっては似て見える場合がありますが、文字コードが異なるため、コンピューターはそれぞれを別の文字として扱います。
たとえば、文書内で「※」を検索しても、「*」や「*」は検索結果に表示されないことがあります。
置換、データ入力、表計算、プログラムなどでも、3つの記号は原則として区別されます。
6. 日本語文書と英文ではどれを使う?
日本語のチラシ、商品説明、利用規約、料金表などでは、米印の「※」が注意や補足を示す記号として広く使われます。
基本料金は月額1,000円です。
※別途、通信料金がかかります。
一方、英文の脚注では、アスタリスクの「*」や数字を使う方法がよく見られます。
The price includes tax.*
*Additional delivery fees may apply.
英文の中で「※」を使っても表示自体はできますが、日本語文書と同じ意味で理解されるとは限りません。
英語で注意事項を示すなら、記号だけに頼らず、次のような言葉を使うと伝わりやすくなります。
- Note
- Important
- Caution
- Terms apply
- Exceptions apply
たとえば、「※返品不可」を英文にする場合、記号をそのまま使うよりも、次のように文章で明示するほうが自然です。
Please note that returns are not accepted.
日本語と英語の両方を掲載する資料では、「※」と「*」を機械的に置き換えるのではなく、それぞれの言語で意味が伝わる表現を選ぶ必要があります。
7. 電話の「*」は米印なの?
電話の音声案内などでは、次のような表現を聞くことがあります。
入力が終わりましたら、米印を押してください。
この場合に押すのは、一般に電話機の左下にある「*」のキーです。
日常会話では、このキーを「米印」と呼ぶことがあります。しかし、文字として見ると、電話の「*」は「※」とは別の記号です。
| 呼び方 | 表示例 |
|---|---|
| 米印 | ※ |
| 電話の星形キー | * |
| 半角アスタリスク | * |
電話のキーは、次のように呼ばれることもあります。
- アスタリスク
- スター
- スターマーク
- 星印
- 米印
音声案内では、利用者に分かりやすい呼び方として「米印」が使われることがあります。そのため、「米印を押してください」という案内が完全な間違いというわけではありません。
ただし、文書やデータ上で記号を指定するときは、「※」と「*」を区別したほうが正確です。
電話で「米印」と呼ばれるキーは、多くの場合「*」であり、文字コード上の米印「※」とは異なります。
8. 注釈が複数ある場合は番号を付ける
補足が1つだけなら、米印だけでも対応関係が分かります。
参加費は無料です※。
※通信費は参加者の負担となります。
しかし、1つの文章に複数の補足がある場合、すべてに同じ米印を使うと、どの説明がどの文章に対応しているのか分かりにくくなります。
その場合は、「※1」「※2」のように番号を付けます。
基本料金は月額980円※1で、初月は無料です※2。
※1 支払方法によって手数料が発生する場合があります。
※2 過去に無料期間を利用した方は対象外です。
長い文書では、次のような形式も使えます。
- ※1、※2、※3
- 注1、注2、注3
- [1]、[2]、[3]
- 上付きの脚注番号
どの形式を選ぶ場合でも、次の点が重要です。
- 本文と注釈の番号を一致させる
- 同じページ内で表記方法を統一する
- 注釈を本文から離しすぎない
- 重要な条件を注釈だけに隠さない
- 読みにくいほど小さな文字にしない
特に、料金、契約期間、解約条件、対象外となる人など、判断に大きく関わる情報は、米印の後ろだけに小さく書くのではなく、本文でも分かりやすく示す必要があります。
9. スマホやパソコンで「※」を入力する方法
「※」を入力する最も簡単な方法は、日本語入力で「こめ」または「こめじるし」と入力して変換することです。
| 使用環境 | 基本的な入力方法 |
|---|---|
| iPhone | 「こめ」「こめじるし」を変換 |
| Android | 「こめ」「こめじるし」を変換 |
| Windows | 日本語IMEで「こめ」を変換 |
| Mac | 日本語入力で「こめ」を変換 |
| 変換できない場合 | コピーまたは単語登録 |
コピー用
※
iPhoneでの入力
- 日本語キーボードを開く
- 「こめ」または「こめじるし」と入力する
- 変換候補から「※」を選ぶ
Androidでの入力
- Gboardなどの日本語キーボードを開く
- 「こめ」または「こめじるし」と入力する
- 候補欄から「※」を選ぶ
Androidは、端末メーカーや使用しているキーボードアプリによって候補の表示方法が異なります。
Windowsでの入力
- 日本語IMEをオンにする
- 「こめ」と入力する
- スペースキーで変換する
- 「※」を選んで確定する
Macでの入力
- 入力ソースを日本語に切り替える
- 「こめ」と入力する
- スペースバーで変換する
- 「※」を選んで確定する
変換候補に表示されない場合は、次の方法があります。
- 「きごう」と入力して変換する
- 記号一覧から探す
- 「※」をコピーして貼り付ける
- ユーザー辞書に登録する
頻繁に使う場合は、「こめ」「ちゅうい」「こめじるし」などの読みで単語登録しておくと便利です。
10. 米印を使うときの注意点
米印は便利な記号ですが、使いすぎるとかえって文章が分かりにくくなります。
重要な条件を米印だけで伝えない
次の例では、「追加料金がかかる可能性」が目立ちません。
利用料金は月額500円です。
※一部の機能では別料金が発生する場合があります。
追加料金が利用判断に大きく関係するなら、本文側でも明示したほうが親切です。
利用料金は月額500円です。一部の機能は有料で、別料金が発生します。
「※」の後ろを曖昧にしない
※変更あり
これだけでは、何が変更されるのか分かりません。
※天候により、開催場所を変更する場合があります。
対象と条件を具体的に書くことで、誤解を防げます。
入力欄では「必須」と書く
申込フォームで、必須項目を米印だけで示す場合があります。
氏名 ※
しかし、「※」が必須を意味することを知らない人もいます。
次のように文字で示すほうが明確です。
氏名(必須)
記号を使う場合は、フォームの上部などに凡例を表示します。
※は必須項目です。
装飾だけのために多用しない
すべての行に米印を付けると、本当に重要な注意事項が分かりにくくなります。
- 特に重要な内容:見出しや太字
- 複数の条件:箇条書き
- 補足情報:米印
- 危険に関する内容:「警告」「注意」と明記
情報の重要度に応じて表現方法を使い分けることが大切です。
音声読み上げも考慮する
読み上げソフトや設定によっては、記号が読まれなかったり、想定と異なる名称で読まれたりする場合があります。
重要な内容は「※」だけに任せず、「注意」「必須」「対象外」などの言葉でも示すと、視覚と音声の両方で伝わりやすくなります。
記号と読み上げの考え方については、ウェブアクセシビリティ基盤委員会の解説も参考になります。
11. よくある質問
Q. 「※」は何と読むのが正しいですか?
一般的には「こめじるし」と読みます。日本語では「米印」と呼ばれます。
Q. 米印は漢字ですか?
漢字ではなく、注意や補足を示すために使われる記号です。漢字の「米」に形が似ていますが、別の文字として扱われます。
Q. 米印の正式名称は何ですか?
日本語での一般的な呼び名は「米印」です。Unicode上の名称は「REFERENCE MARK」です。「正式名称」がどの基準を指すかによって答えが変わります。
Q. 米印とアスタリスクは同じですか?
同じではありません。「※」は米印、「*」は半角アスタリスク、「*」は全角アスタリスクで、すべて文字コードが異なります。
Q. アスタリスクとアステリスクはどちらが正しいですか?
日本語では「アスタリスク」という表記が広く使われていますが、「アステリスク」と表記されることもあります。どちらも英語の「asterisk」に由来する表記です。
Q. 電話の「*」は米印ですか?
音声案内などでは「米印」と呼ばれることがありますが、記号としては「※」とは別です。電話の「*」は、スターやアスタリスクと呼ばれる場合もあります。
Q. 全角の「*」は米印ですか?
いいえ。「*」は全角アスタリスクです。米印は「※」です。
Q. スマホで米印が入力できません。
日本語キーボードで「こめ」「こめじるし」「きごう」などを変換してください。表示されない場合は、「※」をコピーして使用できます。
Q. 注釈が複数ある場合はどうすればよいですか?
「※1」「※2」のように番号を付けると、本文と補足の対応関係が分かりやすくなります。
Q. 英文でも「※」を使えますか?
文字として表示することはできますが、英文の脚注では「*」や番号がよく使われます。NoteやImportantなどの言葉で明示したほうが伝わりやすい場合もあります。
12. まとめ
「※」は、一般にこめじるしと読みます。漢字の「米」に形が似ていることから、米印と呼ばれています。
主な役割は、文章中の注意、補足、条件、例外を示すことです。
重要なポイントを整理すると、次のようになります。
- 「※」の読み方は「こめじるし」
- 日本語での一般的な名称は「米印」
- Unicode上の名称は「REFERENCE MARK」
- Unicodeの符号位置はU+203B
- 「※」「*」「*」はそれぞれ別の文字
- 電話の「*」は米印と呼ばれることがある
- 入力するときは「こめ」「こめじるし」を変換する
- 複数の注釈には「※1」「※2」と番号を付ける
- 重要な情報は米印だけでなく文章でも明示する
- 英文ではアスタリスクや番号、Noteなどを使うと伝わりやすい
記号を選ぶときは、見た目だけで判断するのではなく、誰に、どのような文書で、何を伝えるのかを基準にすると、読み間違いや誤解を減らせます。