なぜ将来使わない勉強をするのか?そして人はなぜ生まれ、生きるのか
1. 「これ将来使わなくない?」という疑問は、極めて自然な問い
「この勉強、将来使わなくない?」 学生時代に一度もそう思わなかった人の方が少ないはずだ。
高度な数学、古代の歴史、芸術鑑賞、体育の持久走。 将来の仕事や生活と直接結びつかないように見える内容を、なぜ何年もかけて学ばされるのか。
特に現代は、
- AIが発達し
- 専門職は細分化され
- YouTubeや検索で何でも調べられる
そんな時代だからこそ、「学校の勉強」に対する違和感はむしろ合理的だ。
この疑問を持つこと自体は、怠けでも逃げでもない。 極めて知的で、誠実な問いである。
2. ふと考えてしまう「生きる意味」と教育への違和感
落ち込んだ夜、眠れない深夜。
誰しも一度は、こんな考えに囚われたことがあるはずだ。
- 何のために生きているのか
- 何のために勉強しているのか
- 結局は社会の歯車になるだけではないのか
- 上流階級のために働き、納税するために教育されているだけではないのか
こうした考えは決して極端でも幼稚でもない。
実際に教育は国家にとって都合のいい人材を育てる装置として機能してきた側面がある。
・読み書き計算ができる
・指示に従える
・時間を守れる
これらは国家や経済にとって必要な能力だ。
だから「教育は支配のための仕組みだ」という見方が、 完全に間違っているとは言い切れないのも事実である。
3. 一般的に語られる、生物学的な答えの虚しさ
よく言われる一般的な答えがある。
生物学的には、 人間は子孫を残すために生きているだけ。
極論すれば、
- 勉強ができなくても
- 芸術を知らなくても
- 歴史を理解していなくても
人類が絶滅しない程度に繁殖できれば、それで「成功」だという考え方。
この考え方は、生物としては正しい。
だが、多くの人はこの答えに納得できない。
なぜなら、 「それだけの目的のために、なぜここまで苦しむ構造なのか」 という疑問が残るからだ。
ただ生きて増えるだけなら、 努力も競争も必要ない、格差も戦争も起きないはずなのに。
人間は高度な認知能力を持ったがゆえに、生きる意味を求め、苦しむ。
4. そもそも「意味」は本当に必要なのか?
ここで視点を変えてみたい。
「意味があるからやる」という発想自体が、思い込みではないか?
哲学者ニーチェは、 「人生に意味があるかではなく、意味を与えられるかが重要だ」 と述べた。
つまり、
- 勉強に意味があるか
- 生きる意味とは何か
ではなく、 自分がどう解釈するかの問題だという考え方だ。
意味が見つからないと、
- 自分は無価値なのでは
- この努力は無駄なのでは
と、自己否定に陥りやすくなる。
一方で、 「意味がなくても、面白ければいい」 という発想に切り替えると、心は驚くほど軽くなる。
5. 意味よりも「面白み」を重視する生き方
世の中には、年収や社会的評価が高くなくても、 活き活きと生きている人がたくさんいる。
- 売れないミュージシャン
- 無名の漫画家やアニメーター
- 商業的成功とは無縁の映画監督や俳優
- 慈善団体や教育現場で働く人
- 毎日を楽しそうに過ごすドライバー
- 親密な夫婦関係や良好な友人関係を築く人
彼らに共通するのは、 「意味があるからやっている」のではなく、 「夢中になれるからやっている」という点だ。
心理学では、これを内発的動機付けと呼ぶ。 内発的動機で行動している人ほど、幸福度が高いことが分かっている。
6. 本気で向き合った結果、選ばないのも一つの正解
重要なのは、「本気で向き合うこと」だ。
本気で勉強と向き合った結果、 「どうしても嫌いだ」「苦痛でしかない」と感じるなら、 それを選ばないのも一つの正解だろう。
他に夢中になれるものがあるなら、 それが天職になる可能性も十分にある。
ただし、 苦労や壁を越えた先に、 想像もしなかった楽しさや世界が広がることもある。
大事なことは、
楽な方にただ逃げるのではなく、
本気で向き合い、選ぶということ
これは勉強に限らず、人生のあらゆる選択に共通する。
7. 生きる意味は「後から振り返って生まれる」
無理に今すぐ答えを出す必要もない。
多くの人は、「意味が分かったら行動しよう」と考える。 だが、実際は逆だ。
- 学んだ
- 行動した
- 続けた
その結果として、 「あれは意味があった」と感じる瞬間がやってくる。
意味は先に存在するものではなく、 後から付与されるものなのだ。
8. 勉強がもたらす、意外と大きな具体的メリット
ちなみに勉強にはどんな現実的なメリットがあるのだろうか。
● 幸福を感じやすくなる
学習習慣のある人ほど、 自己効力感が高く、不安が少ない傾向があることが研究で示されている。
「分からないことを調べられる」 「理解できるようになる」 という感覚そのものが、安心感につながる。
● 人間関係が楽になる
知識や語彙が増えることで、 自分の考えを言語化しやすくなり、誤解や衝突が減る。
● 一見無関係な勉強が後で効いてくる
歴史を学んだことで社会構造が見えるようになる。 数学的思考が、論理的な説明力を支える。 芸術が、表現力や感性を育てる。
これらは直接使う形ではなく、 「思考の土台」として人生を支えてくれる。
9. 勉強は「義務」ではなく「選択」にできる時代
肝心なことは、 「やらされる勉強」から抜け出すこと。
現代は、
- 学ぶ内容
- 学ぶ順番
- 学ぶペース
を、自分で選べる環境が整ってきている。
学びを「義務」や「罰」ではなく、 「人生を少し楽にするツール」として捉え直せばいい。
小さく、気軽に、継続できる学びが、 結果として大きな差を生む。
10. まとめ:どれを選んでも、それはあなたの正解
将来使わないかもしれない勉強。 生きる意味が分からない不安。
どれも無理に否定も肯定もする必要はない。
意味は最初から用意されているものではなく、 後から振り返って生まれるものだ。
勉強を選んでもいい。 選ばなくてもいい。 別の道に進んでもいい。
大切なのは、 「自分なりの生き方」を本気で考えたかどうか。
ただ一つ言えるのは、 学ぶことで、世界の見え方は確実に変わるということ。
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