勉強で何がわからないかわからない時の対処法|質問できる形に分解する方法
1. 最初に結論:わからない時は「5つ」に分ける
勉強中に「何がわからないかわからない」と感じるのは、理解力が低いからではありません。多くの場合、頭の中で複数のつまずきが混ざっているだけです。
まずは、次の5つに分けて考えると整理しやすくなります。
| 分け方 | 確認すること | よくある状態 |
|---|---|---|
| 用語 | 言葉の意味がわかるか | 「傾き」「酸化」「要旨」などを説明できない |
| 条件 | 問題文の情報を拾えているか | どの数字・資料を使うかわからない |
| 目的 | 何を答える問題か見えているか | 結局何を書けばいいのかわからない |
| 手順 | 最初に何をすればよいか | 解説を見ればわかるが自力で始められない |
| 理由 | なぜその解き方になるか | 解説の途中で納得できない |
「全部わからない」と思っても、実際にはこのどこかで止まっていることが多いです。
大切なのは、いきなり完璧な質問を作ることではありません。
- ここまではわかる
- ここから先がわからない
- 何を試したか
- どの説明が必要か
この4つを少しずつ言葉にするだけで、先生・塾の先生・友達・AIに聞きやすくなります。
この記事では、わからない場所を見つけるチェックリスト、質問テンプレ、教科別の言い換え例まで具体的に紹介します。
2. 「何がわからないかわからない」が起きる理由
勉強でつまずいたとき、多くの人は「この単元が苦手」「この教科が無理」と大きく考えてしまいます。
しかし、本当に苦手なのは単元全体ではなく、もっと小さな部分かもしれません。
たとえば「英語長文が読めない」と感じていても、原因は人によって違います。
| 表面的な悩み | 実際のつまずき |
|---|---|
| 英語長文が読めない | 単語の意味がわからない |
| 英語長文が読めない | 主語と動詞が見つからない |
| 英語長文が読めない | 指示語が何を指すかわからない |
| 英語長文が読めない | 設問の意味がわからない |
| 英語長文が読めない | 選択肢の違いを比べられない |
数学でも同じです。
「一次関数がわからない」と言っても、実際には次のように分かれます。
y = ax + bの意味がわからない- グラフの読み取りができない
- 傾きと切片の違いがあいまい
- 問題文を式にできない
- 解説の1行目がなぜそうなるかわからない
このように、悩みを大きいままにしておくと、対策もぼんやりします。
「一次関数を勉強する」よりも、「傾きが何を表しているかを確認する」のほうが、やることが明確です。
つまり、わからない場所を見つけることは、勉強の前段階ではなく、勉強そのものです。
3. なぜ今「つまずきを特定する力」が重要なのか
今の学習では、ただ授業を聞くだけでなく、自分で理解度を確認しながら進める力が重要になっています。
文部科学省は、これからの学びとして「個別最適な学び」や「主体的・対話的で深い学び」を重視しています。これは、全員が同じ方法で同じペースで進むだけでなく、一人ひとりが自分に合った学び方を見つけることが大切だという考え方です。
また、OECDのPISA2022では、日本の15歳の学力は数学・読解・科学で国際的に高い水準にあります。一方で、学習への自信や主体性、学び方の調整には課題があるとされています。
ここからわかるのは、成績を上げるには「長時間勉強する」だけでは足りないということです。
これから必要になるのは、次のような力です。
- 自分がどこで止まっているかを見つける
- 必要な助けを具体的に求める
- 解説を読んだあと、自分の言葉で説明する
- AIや学習アプリを、答えをもらう道具ではなく理解確認に使う
- 間違えた問題を、原因別に復習する
特にAIを使う学習が広がったことで、「どう質問するか」の重要性はさらに高くなっています。
AIに「この問題を解いて」と聞けば答えは出ます。
しかし、それだけでは自分がどこでつまずいているかは残りません。
これからは、答えを知る力よりも、自分のわからなさを言葉にする力が大切になります。
4. 原因1:用語の意味があいまいなまま進んでいる
最も多い原因の一つが、用語の意味があいまいなまま問題を解いていることです。
教科書や問題集には、普段も使う言葉と、勉強用の専門用語が混ざっています。
たとえば、次のような言葉です。
| 教科 | あいまいになりやすい用語 |
|---|---|
| 数学 | 比例、関数、傾き、割合、証明 |
| 英語 | 主語、動詞、目的語、関係代名詞、時制 |
| 国語 | 要旨、要約、根拠、対比、筆者の主張 |
| 理科 | 質量、密度、酸化、電流、圧力 |
| 社会 | 背景、原因、結果、改革、政策 |
用語があいまいだと、解説を読んでも理解できません。
たとえば、数学で「傾き」の意味がわからないまま一次関数を解こうとすると、式もグラフもつながりません。
社会で「原因」と「背景」の違いがあいまいだと、記述問題で何を書けばいいか迷います。
国語で「根拠」が何を指すかわかっていないと、本文からどの部分を使えばいいか判断できません。
このタイプの人は、問題演習を増やす前に、用語を確認したほうが早いです。
確認するときは、次の4つを見ます。
| 確認項目 | 自分への質問 |
|---|---|
| 意味 | この言葉を一文で説明できるか |
| 例 | 具体例を一つ出せるか |
| 反対語・似た語 | 似ている言葉との違いを言えるか |
| 使い方 | 問題の中でどう使われているか |
質問するときは、次のように変えると伝わりやすくなります。
悪い例:一次関数が全部わかりません。
良い例:一次関数の「傾き」が、グラフのどこを表しているのかわかりません。
このように言えれば、相手は用語から説明すればよいとわかります。
5. 原因2:問題文の条件を拾えていない
次に多いのが、問題文に書かれている条件を整理できていないケースです。
これは、数学・理科・社会の資料問題・英語長文でよく起こります。
「解き方がわからない」と感じていても、実際には解き方以前に、どの情報を使えばいいかが見えていないことがあります。
たとえば、次のような状態です。
- 数字はたくさん出てくるが、どれを使うかわからない
- 図や表のどこを見ればいいかわからない
- 「ただし」「このとき」「次の場合」などを読み飛ばしている
- 与えられた条件と、求めるものを分けられていない
- 文章を読んだあと、頭の中に情報が残らない
この場合は、問題文を次の3つに分けます。
| 分けるもの | 書き出す内容 |
|---|---|
| 求めるもの | 最終的に答えるもの |
| 与えられたもの | 数字・条件・資料・語句 |
| 使えそうな知識 | 公式・ルール・時代背景・文法 |
たとえば、数学の文章題なら次のように書きます。
- 求めるもの:人数、値段、距離、時間など
- 与えられたもの:合計、差、割合、速さなど
- 使えそうな知識:方程式、割合、速さの公式など
この作業をすると、「問題がわからない」が「どの条件を式にすればいいかわからない」に変わります。
質問の形も具体的になります。
悪い例:この問題がわかりません。
良い例:求めるものはわかるのですが、問題文のどの条件を式にすればいいかわかりません。
この質問なら、相手は問題文の読み取りから説明できます。
6. 原因3:何を答える問題か見えていない
意外と多いのが、問題の目的が見えていないケースです。
問題文は読めている。
用語もある程度わかる。
でも、結局何を答えればいいのかわからない。
この状態では、どれだけ知識があっても答えにたどり着きにくくなります。
特に、次のような問題で起こりやすいです。
- 国語の記述問題
- 社会の説明問題
- 理科の理由説明
- 英語の内容一致問題
- 数学の文章題
たとえば、社会で「なぜこの政策が行われたのか説明しなさい」と聞かれているのに、政策の内容だけを書いてしまうことがあります。
国語で「筆者の考えを説明しなさい」と聞かれているのに、本文の出来事だけをまとめてしまうこともあります。
この場合は、まず設問の最後を見ます。
- 何を求めなさい
- なぜか説明しなさい
- どのようなことか
- 適切なものを選びなさい
- 理由を述べなさい
- 本文中の言葉を使って書きなさい
設問の語尾には、答え方のヒントがあります。
| 設問の言葉 | 答えるべきこと |
|---|---|
| なぜ | 原因・理由 |
| どのように | 方法・変化の流れ |
| 何を | 内容・対象 |
| どのような | 特徴・様子 |
| 本文中の言葉で | 本文から抜き出す・近い表現を使う |
| 説明しなさい | 用語だけでなく、つながりを書く |
質問するときは、こう言い換えます。
問題文は読めますが、この設問で何を答えればいいのかわかりません。
「なぜ」と聞かれているので理由を書くと思うのですが、どこまで書けばよいか教えてほしいです。
この形にすると、相手は「答えの方向」を説明しやすくなります。
7. 原因4:最初の一手が出ない
「解説を見ればわかるのに、自分では解けない」という悩みもよくあります。
これは、知識がまったくないのではなく、知識を使い始める合図が見えていない状態です。
たとえば、数学で次のような経験はないでしょうか。
- 公式は覚えている
- 解説を読むと納得できる
- でも、問題を見た瞬間に何から始めるかわからない
- 1行目の式が立てられない
- 似た問題になるとまた止まる
このタイプの人は、解説を何度も読むより、最初の判断基準を学ぶ必要があります。
教科ごとの「最初の一手」は、たとえば次のようになります。
| 教科 | 最初に見る場所 |
|---|---|
| 数学 | 求めるものを文字で置けるか |
| 英語 | 主語と動詞を見つけられるか |
| 国語 | 設問で何を聞かれているか |
| 理科 | 単位・公式・図のどれが関係するか |
| 社会 | 時代・場所・立場を確認できるか |
質問するときは、次のように言うと効果的です。
解説の途中は追えるのですが、最初の1行目でなぜこの式を立てるのかわかりません。
これはかなり良い質問です。
なぜなら、相手に「答え」ではなく「判断のきっかけ」を説明してもらえるからです。
成績が伸びる人は、解答を覚えるだけでなく、最初に何を見ればよいかを覚えています。
8. 原因5:解説を読んでわかったつもりになっている
解説を読むと「なるほど」と思うのに、次に自分で解くとできない。
この場合、理解がまだ浅い可能性があります。
これは、見ながらなら理解できるけれど、自分の力で再現できない状態です。
よくあるサインは次の通りです。
- 解説を読むとわかる
- 同じ問題なら解ける
- 数字や条件が変わると解けない
- 人に説明しようとすると言葉が出ない
- なぜその方法を使うのか説明できない
この状態を抜けるには、解説を読んだあとに「説明テスト」をします。
次の3つに答えてみてください。
- この問題は何を求める問題か
- なぜこの方法を使うのか
- 似た問題とどこが違うのか
この3つのうち一つでも答えられなければ、そこが質問ポイントです。
たとえば、次のように言えます。
公式を使うことはわかります。
でも、なぜこの問題でその公式を選ぶのか説明できません。
このように言えれば、理解を深める質問になります。
「わかったつもり」を防ぐには、正解したかどうかだけでなく、理由を説明できるかを確認することが大切です。
9. 今すぐ使える「わからないところ」発見チェックリスト
何がわからないかわからない時は、次のチェックリストを使ってください。
| チェック項目 | はい/いいえ |
|---|---|
| 問題文に出てくる用語を説明できる | |
| 何を答える問題か言える | |
| 与えられた条件を3つ以内で書ける | |
| 使えそうな公式・知識を1つ以上出せる | |
| 解説のどの行で止まったか言える | |
| 似た問題との違いを説明できる | |
| 自分が試した方法を言える | |
| 答えではなく、聞きたいポイントを1つに絞れる |
使い方は簡単です。
「いいえ」がついた場所が、あなたのつまずきです。
たとえば、
- 用語を説明できない → 用語で止まっている
- 何を答える問題か言えない → 目的で止まっている
- 条件を書き出せない → 問題文の整理で止まっている
- 公式は出るが使えない → 手順で止まっている
- 解説の行は追えるが理由が言えない → 理解が浅い
チェックリストを使うと、「全部わからない」が少しずつ分解されます。
勉強が苦手な人ほど、いきなり解こうとしがちです。
しかし、まずはどこで止まっているかを見るだけでも、復習の質は変わります。
10. 先生・塾・友達に質問するときのテンプレ
質問が苦手な人は、次のテンプレをそのまま使ってください。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 教科 | 数学、英語、国語、理科、社会など |
| 単元 | 一次関数、関係代名詞、記述問題など |
| 問題番号 | 教科書・ワーク・プリントの番号 |
| ここまでわかること | 自分で理解できた部分 |
| 止まった場所 | わからなくなった行・言葉・条件 |
| 試したこと | 使おうとした公式、読み方、考え方 |
| 聞きたいこと | 相手に説明してほしい一点 |
実際に書くと、次のようになります。
教科:数学
単元:一次関数
問題番号:ワーク p.32 の4番
ここまでわかること:求めるものがyだということはわかります。
止まった場所:問題文のどの数字をaとbに入れるのかわかりません。
試したこと:グラフの傾きを見ようとしました。
聞きたいこと:最初にどの条件を見ればよいか教えてほしいです。
この形にすると、相手はかなり答えやすくなります。
質問で大事なのは、長く説明することではありません。
次の3つが入っていれば十分です。
- どの問題か
- どこまで考えたか
- どこで止まったか
友達に聞くときは、さらに短くしても大丈夫です。
この問題、答えじゃなくて最初の考え方だけ教えて。
求めるものはわかるけど、どの条件を使うかわからない。
このように聞けば、相手の負担も小さくなります。
11. AIに質問するときのプロンプト例
AIを使う場合も、答えを直接聞くより、つまずきを特定する使い方がおすすめです。
そのまま使える聞き方を紹介します。
| 目的 | AIへの聞き方 |
|---|---|
| つまずきを特定したい | この問題の答えをすぐに出さずに、私がどこでつまずいているかを確認してください。用語・条件・目的・手順・理由の5つに分けて、1つずつ質問してください。 |
| 解説を分解したい | この解説のどこで理解が止まっているかを整理したいです。解説を1行ずつ分けて、それぞれの行で何をしているのか説明してください。 |
| 自力で解きたい | 答えはまだ出さないでください。ヒントを1つずつ出してください。私が答えたら、次のヒントに進んでください。 |
| 質問文を作りたい | 私はこの問題について質問したいのですが、何を聞けばいいかわかりません。私がわかっていることと、わからないことを整理して、先生に聞ける質問文にしてください。 |
AIは便利ですが、注意点もあります。
- 答えを写すだけにしない
- 解説を読んで終わりにしない
- 自分の言葉で説明できるか確認する
- 間違っている可能性もあるため、重要な内容は教科書や先生にも確認する
AIは、答えを見るためではなく、自分の理解を整理する相手として使うほうが効果的です。
12. 教科別:質問できる形への変換例
ここでは、ぼんやりした悩みを質問できる形に変える例を紹介します。
| 教科 | ぼんやりした悩み | 質問できる形 |
|---|---|---|
| 数学 | 方程式がわからない | 何を x と置けばいいか判断できません |
| 数学 | 解説を見ても解けない | 解説の1行目でなぜこの式になるのかわかりません |
| 英語 | 長文が読めない | 単語はわかりますが、主語と動詞を見失います |
| 英語 | 文法が苦手 | この文で、どれが動詞なのかわかりません |
| 国語 | 記述が書けない | 本文のどこを根拠にすればいいかわかりません |
| 国語 | 筆者の主張がわからない | 具体例と主張の区別ができません |
| 理科 | 計算問題ができない | 公式は覚えていますが、どの数字を代入するかわかりません |
| 理科 | 実験問題が苦手 | 結果から何を読み取ればいいかわかりません |
| 社会 | 記述問題が苦手 | 用語は覚えていますが、原因と結果をつなげられません |
| 社会 | 資料問題が読めない | グラフのどこを見て判断するのかわかりません |
このように、質問は少し具体的にするだけで答えやすくなります。
「わかりません」と言うだけでも悪くはありません。
ただ、相手に助けてもらいやすくするなら、次の形を意識するとよいです。
〇〇まではわかります。
でも、□□がわかりません。
△△を試しましたが、ここで止まりました。
この型を覚えておくと、どの教科でも使えます。
13. やってはいけない質問の仕方
質問が苦手な人ほど、次のような聞き方をしてしまいがちです。
- 全部わかりません
- 何もわかりません
- この単元が無理です
- 答えだけ教えてください
- 簡単に説明してください
- 何をすればいいですか
本当に困っているときは、この言い方になるのも自然です。
ただし、このままだと相手はどこから説明すればいいかわかりません。
特に「簡単に説明してください」は注意が必要です。
簡単な説明はわかりやすい反面、必要な途中過程が省略されることがあります。
質問は、次のように変えるとよくなります。
| 避けたい聞き方 | 改善した聞き方 |
|---|---|
| 全部わかりません | 用語はわかりますが、手順がわかりません |
| 答えを教えてください | 答えに向かう最初の考え方を教えてください |
| 解説してください | 解説のこの行がなぜ成り立つのか教えてください |
| 何をすればいいですか | まず確認すべきポイントを教えてください |
| この単元が無理です | この単元の中で、問題文を式にする部分が苦手です |
質問の目的は、完璧な文章を作ることではありません。
相手が説明しやすいように、困っている場所を少しだけ見える形にすることです。
14. わからないところを放置しない復習ノートの作り方
間違えた問題をただ解き直すだけでは、同じところでまた止まることがあります。
復習ノートには、答えや解説だけでなく、どこで止まったかを残すことが大切です。
おすすめの書き方は次の通りです。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 問題 | 教科・単元・問題番号 |
| 間違えた理由 | 用語・条件・目的・手順・理由のどれか |
| ここまでわかる | 自分で理解できた部分 |
| ここから不明 | 止まった場所 |
| 次に見るポイント | 次回同じタイプで最初に確認すること |
例は次のようになります。
問題:数学・一次関数・ワーク p.32 4番
間違えた理由:条件
ここまでわかる:求めるものはy
ここから不明:どの数字が傾きなのかわからなかった
次に見るポイント:「どれだけ増えたか」を先に確認する
このように書くと、復習が「答えの暗記」ではなく「つまずきの修正」になります。
学習アプリを使う場合も同じです。
たとえばDailyDropsのように、完全無料で利用でき、学習行動がユーザーに還元される共益型プラットフォームを使う場合も、ただ学習量を増やすだけでなく、「用語で止まったのか」「手順で止まったのか」をメモしながら使うと、復習の質が上がります。
大切なのは、正解数だけを見ることではありません。
自分がどこで止まりやすいかを知ることです。
15. よくある質問
Q1. 本当に何もわからない時はどうすればいいですか?
まずは「問題文を読めるか」「用語の意味がわかるか」「何を答える問題か」の3つだけ確認してください。
それでも難しければ、質問は次の形で十分です。
問題文の意味から確認したいです。
どの言葉を理解すればよいか教えてください。
最初から高度な質問をする必要はありません。
Q2. 先生に質問すると怒られそうで怖いです
不安な場合は、「ここまでは自分で考えました」と先に伝えると聞きやすくなります。
たとえば、次のように伝えます。
公式は確認しました。
ただ、どの数字を入れるかで止まりました。
このように言えば、丸投げではないことが伝わります。
Q3. 友達に聞くのは迷惑ですか?
長く聞こうとすると相手も大変ですが、範囲を絞れば聞きやすくなります。
おすすめは、次の聞き方です。
答えじゃなくて、最初の考え方だけ教えて。
相手の負担を減らしながら、自分に必要なヒントをもらえます。
Q4. AIに聞くと勉強にならなくなりませんか?
答えを写すだけなら、勉強になりにくいです。
しかし、使い方を変えれば役立ちます。
おすすめは、次のような使い方です。
- どこでつまずいているか整理してもらう
- ヒントを1つずつ出してもらう
- 自分の説明が合っているか確認してもらう
- 先生に聞く質問文を作ってもらう
AIは、答えを見るためではなく、理解を点検するために使うと効果的です。
Q5. 質問できるようになれば成績は上がりますか?
質問できるだけで必ず成績が上がるわけではありません。
ただし、つまずきの場所が見えると、復習の優先順位がはっきりします。
その結果、同じ勉強時間でも改善しやすくなります。
「何時間やるか」だけでなく、「どこを直すか」が見えることが大切です。
16. まとめ:わからない場所を見つけることも勉強の一部
勉強中に「何がわからないかわからない」と感じるのは、珍しいことではありません。
むしろ、新しい単元や難しい問題に向き合っているなら自然な反応です。
大切なのは、その状態を「自分は勉強ができない」と決めつけないことです。
まずは、次の5つに分けて考えてみてください。
- 用語がわからないのか
- 条件を拾えていないのか
- 目的が見えていないのか
- 手順がわからないのか
- 理由に納得できていないのか
そして、質問する前に次の2行を書きます。
ここまでわかる:
ここから不明:
この2行が書けるだけで、質問はかなりしやすくなります。
質問は、できる人だけがするものではありません。
わからない場所を見つけるための道具です。
「全部わからない」と感じたときほど、いきなり答えを探すのではなく、まず小さく分ける。
その習慣が、理解を深め、自分で学べる力につながります。